タラヨウ(多羅葉)



基本情報
 タラヨウ(多羅葉)
 学名:Ilex latifolia
 科名:モチノキ科モチノキ属
 分布:本州(中部以西)・四国・九州
 別名:ジカキバ・はがきの木


この植物を見た場所
 宇治市立植物園(京都府宇治市)
 近所の郵便局の入り口前


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 花木・樹木
 花木・樹木>実のなるもの
■about■
タラヨウの実です。真っ赤な実がかたまって枝に付きます。冬の寒空に暖かみを与えてくれるようなほっとした色です。冬以外の季節は案外単なる街路樹の一つのようにぱっとしない雰囲気がありますが(失礼…)冬に赤い実を一斉に付けている様子を見ると、遠目からも目立つので「この木は何だろう?」と一気に関心がわきます。
しかしこんな感じの赤い実を見ていると小鳥がついばみにきそうだなー、冬でも食べるものに困らないな。とこの木を見上げながら思いました。本当のところ鳥がついばむのかは知りませんが
雌雄異株のようなので、一本だけなら実は見られないこともあるかもしれません。
■infomation■
モチノキ科の常緑樹高木で日本の暖かい地方の山野などに自生します。神社やお寺の境内にもよく植えられています。葉の裏をツメなどで傷つけるとその跡が文字を書いたようにはっきりと黒く残る面白い性質があり、そこから「ジカキバ」などの別名があります。葉に文字を書くと言うところが葉書をイメージさせるのか郵政省(日本郵政公社)により「郵便局の木」と定められその通りに郵便局の入り口前に植えられているのをよく見ます。
この葉っぱに爪などで文字を書いて遊んでみたり…、ちょっとした体験型植物観察ですね(あまりむやみに傷づけたり、採ったりしないようにしましょう)

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